肥料や農薬を使わない自然農法の野菜を、もっと身近な存在にしたい。

大多喜わんぱく自然農園では、今年から新しい取り組みに挑戦します。

一般的な慣行農法では、例えばナスは1株から100以上、ミニトマトなら13段以上収穫できるといわれています。しかし、実際に私たちが化学肥料や農薬を使わない、菌ちゃん農法の畑で野菜を育ててみて感じたのは、同じだけの収量を安定的に得るのは、正直「かなり難しい」ということ。
だからこそ、農薬や化学肥料を使う野菜より、それらを使わない野菜は高くなるのは、「しょうがない」とされてきました。


でも、その常識を少しでも打ち破れないだろうか。
そんな思いから、私たちは『収穫しに来てもらうスタイル』を試してみようと考えています。
収穫、選別、梱包、配送…
これらの工程をすべて行うと、大変な手間とコストがかかります。
でも、お客様自身に収穫していただければ、その工程を省ける分、価格をぐっと抑えることができるかもしれません。


もちろん、これはレジャー体験の「収穫体験」とは違うため収穫体験と比べてお客様のご協力を頂く必要があるかもしれません。
ですが、日常的に使える価格帯の、「本気の『野菜の引き取り型販売』」を目指していきたいと思います。
どう運営していくべきか、まだまだ手探りではありますが、私たちの農園を通じて、「菌ちゃん農法の元気野菜を暮らしの中に取り入れる」という選択肢を増やしていけたらと思っています。